醸造所De Gouden Boom
所在地Steenhuffeldorp 3, 1840 Steenhuffel, Belgium
サイトhttps://www.palm.be/en/degoudenboom/history

デ・ガウデン・ボーム醸造所

グーデン・ブーム醸造所が今建っているまさに同じ場所で、ヤン・ヒュギーンス(Jan Hugheins)が1455年より早い時代にビールを醸造しました。その後何世代にもわたって、そこは醸造所になったり、蒸留所になったり、たびたび交替していました。

1872年にジュール・ヴァンネステ(Jules Vanneste)が「ハーメルケン」('t Hamerken)という蒸留所になっていたその建物を買い、1889年にはすっかり醸造所に変えてしまいました。やがてこの醸造所の上面発酵ビールは、ブルージュ地方で良く知られる製品となったのでした。

しかしながら1930年代に入ると、下面発酵ビールがしだいに流行しだすようになりました。ヴァンネステ一族は下面発酵ビールが新しいトレンドになると予想し、自らのピルスナー・ビールの生産開始とその開発に集中し始めたのでした。しかし古き習いはしっかりと滅びずに残り、1983年10月ハーメルケン醸造所は上面発酵ビールの生産を再び開始したのでした。

デ・ガウデン・ボーム醸造所

同じ年、醸造所は「デ・グーデン・ブーム」(De Gouden Boom、黄金の木)という新しい名前を手に入れ、古いルーツを持つモダンな醸造所となりました。「グーデン・ブーム」とは、1468年にブルージュのマルクト広場で行われた騎士による馬上槍試合に使用された真ん中の部分の飾りと言われています。この馬上槍試合はブルゴーニュ公国 シャルル勇胆公(Charles the Bold、1433-1477)と英国ヨーク公の娘マルガレータ・ヴァン・ヨーク(Margaretha van York、1446-1503)との結婚を祝って開催されたものでした。今でも5年に一度グーデン・ブーム「黄金の木」のパレードが、当時の祝祭を記念してブルージュ中で行われます。

この醸造所がブルージュの町の中心に位置していることが、その長い歴史を物語っています。デ・グーデン・ブーム醸造所はパーム醸造所グループによって買収されましたが、パームではブルージュを象徴するほどのスペシャル・エールであった「ブルージュ・トリプル」の醸造を、2004年からステーンフフェル(Steenhuffel)にある主要工場で続けています。ブルージュにある以前の醸造所は現在ではビール博物館として活用されています。

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