醸造所 | Brouwerij Het Anker |
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所在地 | Guido Gezellelaan 49, 2800 Mechelen, Belgium |
サイト | https://www.hetanker.be/en |
メッヘレン(Mechelen)市の最も古い記録上、ヘット・アンケル(Het Anker)醸造所の歴史は1369年にまで遡ることができます。実際にはそれ以前から操業していたので、現在も続いているベルギーの醸造所の中で一番歴史が長いのはヘット・アンケルだと言えるでしょう。
ヴァン・ブレーダム(Van Breedam)が1873年にヘット・アンケル醸造所を買収し、国内で最初の近代的な蒸気式醸造工程を用いた醸造所へと拡大させました。しかし2つの世界大戦後、醸造所は徐々に衰退し、1990年代には年間約1,400ヘクトリットル(140キロリットル)の生産にとどまりました。
そこで、1990年代の終わりに、同ファミリー出身の5代目頭主であるシャルレ・レクレ(Charles Leclef)が醸造所の再生計画をスタート。生産設備への新規投資や古くなった建物の修復にとりかかりました。
シャルレ・レクレのもと、醸造所は地域社会との強い関係もあって完全に復活しました。 地域住民を表すニックネーム「マーネブリュッセル」をそのまま名付けたビールを開発し、それがとても高い人気を集め、シティビールになりました。
醸造所は1999年に拡張され、敷地内に三つ星ホテルも建てられました。「醸造所内にあるホテル」というコンセプトは国内でここだけです。その後もレストランをリニューアルし、2010年にはウィスキー蒸留所(DistilleryDe Molenberg)を含む17世紀から続く家族経営の農場を買収しました。さらに2019年には地元の教会を購入、地ビールの醸造所や地元のコミュニティの場にしました。
2019年の生産量は約45,000ヘクトリットル(4,500キロリットル)にまでなっています。