スノーブロンシュは、小麦にオレンジピールとコリアンダーを加えたベルギースタイルの無ろ過の白ビール（ウィットビール）で、瓶詰後に二次発酵します。クリーミーな泡が立ち上る白濁した外観は食欲をそそります。ほのかな甘酸っぱさと爽やかでやわらかな口当たりが特徴です。コリアンダーとオレンジピールの香りがはっきりと感じられ、さらにバナナとクローブの風味も楽しめます。これらが口の中で華やかに広がり、見事なバランスを実現しています。

1995年に「ブロンシュ」という名前で最初に醸造され、その後長い年月をかけて完成し、いくつもの賞を受賞しました。中でも一番印象的だったのは、ヨーロピアンビアスターコンペティション「ベルギースタイルの小麦ビール」カテゴリーでの3年連続の金賞受賞です。

Snow Blanche is an unfiltered Belgian-style white beer (witbier) made from wheat with added orange peels and coriander, and with yeast remaining in the bottle for further refermentation.
Its cloudy appearance topped off with a thick, creamy head looks already appetizing, but is only a preview of what’s to come. The real treat is in its taste, which is characterized by a mild sweet-sour freshness and a soft mouthfeel. The coriander and orange peels are clearly recognizable in the aroma, which further shows hints of banana and clove.
All of the characteristics spread gorgeously on the palate and make for a superb balance.

First brewed in 1995 simply under the moniker “Blanche”, the beer was perfected over the years which resulted in several awards. Most impressive was a three-year golden award streak at the European Beer Star competition in the “Belgian Style Wheat Beer category”.

ホワイト・ビールは、ベルギーではウィット（witbier）やベルジャンホワイト、ドイツではヴァイツェン、ヴァイスビアと呼ばれており、それぞれ区別されています。

通常ビールの製造には大麦麦芽を使う事が多いですが、ホワイトビールには約50％の生小麦が使用されています。小麦には、たんぱく質の含有量が多い為、白くにごり泡立ちが良くさわやかな香りと酸味が特徴のビールが生まれます。

ピルスナータイプのビールがまだ無かった頃に、エールに比べて色が薄い上に酵母やたんぱく質の影響で白く霞がかかった様に見えた為、ホワイトビールと呼ばれるようになりました。醸造所によってはにごりや、色が薄くなり過ぎるのを嫌い、ウインター・ウィートと言われるたんぱく質の少ない冬蒔き小麦を使うこともあります。

ベルギーでは、味わいは生の小麦やビール酵母の他に乳酸菌などを加えることによりフルーティーで酸味のあるビールになりますが、副原料にコリアンダーやオレンジピールなどのスパイスを入れる事によりバランスの取れた酸味のある爽やかな味わいになっています。