醸造所Brasserie Du Bocq
所在地Rue de la Brasserie 4, 5530 Purnode/Yvoir, Belgium
サイトhttp://www.bocq.be/en/

冬醸夏耕

デュ・ボック

デュ・ボック(Du Bocq)醸造所の歴史を紐解くと、1858年にまで遡ります。当時、プルノーデ(Purnode)村の農民であったマルティン・ベロト(Martin Belot)が自宅の納屋でビールを醸造したことが始まりです。マルティンはセゾンビールの由来どおり、農作業ができない冬の期間だけ、副業としてビールを造っていました。そしてその後に、農場の近くで良質の井戸が発見されたことはマルティンにも彼の造るビールにも大きな恵みとなりました。

当時、醸造されたビールは、自家と醸造所から数キロの範囲内だけで飲まれていました。しかし、第二次世界大戦が終わり、ようやくベルギー国内の広い地域へ流通するようになったのです。

農業から醸造へ

デュ・ボック醸造所

デュ・ボック醸造所は、1960年には農業活動を止め、醸造事業に集中しました。そして、それまでの様にビールを近隣へ直接販売することも止め、スーパーマーケットや、卸業者を通じて配送する、近代的な流通手段が採用されました。1967年には、セゾン・レガル(Saison Regal)とレガル・クリスマス(Regal Christmas)が新製品として製品リストに加えられました。これは現在のゴールワーズ・アンバーとゴールワーズ・クリスマスの原型です。この時に醸造家のベロトファミリーは、瓶内で二次発酵させる特別な上面発酵ビールの生産に特化することを決めました。

ブロンシュ デ ナミュールの成功

1988年のブロンシュ・デ・ナミュールの発表は、醸造所にとって大きな節目となります。伝統製法に基づいて醸造されたこの白ビールは、すぐさまデュ・ボック醸造所のポートフォリオの中で一番人気となりました。そして2010年頃の、ブロンシュ・デ・ナミュール・アップルやロゼなど、姉妹ブランドの発表に繋がりました。
世界中でベルギービールの人気は高まり、それに伴い生産量は更に増加しました。2015年には104,000ヘクトリットル(10,400キロリットル)を超え、ベルギー南部で一番大きな独立した醸造所のひとつに成長しました。

デュ・ボック醸造所は、独自のビールブランドの他に、古くからコルセンドンクビールも製造してきました。 2015年後半、コルセンドンク社がデュ・ボック醸造所を買収し、関係は一層深まりました。今、両社はひとつとなって協力しながらも、依然としてお互い独立した醸造所として機能しています。

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